最近、デモテープとかMDの音源をデータ化しまして懐かしんでいます。
その中でも特にSUTH:VICIOUSの「BIRTHPLACE」が今聴いてもクオリティ高いなあと思ったので紹介してみますね。
このデモテープは予約限定で「21番目の黒い音」のデモテープも付属した2本組のBOX盤と初回限定盤、そして通常盤の3種類あります。
予約限定のと初回限定のはテープが市販の生テープ仕様なんですが、わたしが過去に何本か確認した限りでは、生テープ仕様のはダビングの際に失敗したのかどれも再生速度が少し遅くてピッチも低いんです。
それらとは違い通常盤は工場生産のテープなんですけど、音もちゃんとしてます。
なのでちゃんと聴こうと思ったら通常盤を買わないとダメですね!
(といってももうどれも手に入り難いか。)
ちなみにわたしが当時最初に買ったのは通常盤でした。
その後初回盤を入手したら「あれ?音がなんか変!テープ伸びてるのかな?」となりまして、その後さらに予約限定盤と他の初回盤を友達から借りたりしたんですが、それらもやはり音が変だったんですね。
気になる楽曲のほうは「INSTILL」、「STAY THERE」、「FOREVER」、「SELENES」の4曲入りで「INSTILL」と「STAY THERE」はCD音源には未収録です。
「INSTILL」はノイズ的なSEで始まり、歌い出しからエフェクトボイスのアップテンポな楽曲です。
当時はライブではお馴染みの楽曲でしたね。
サスビのハードな面が前面に出ています。
「STAY THERE」もアップテンポでノリのいい曲です。
「INSTILL」よりはメロディーがポップでキャッチーで聴きやすい。
続いてのB面「FOREVER」は代表曲と言っても過言ではないでしょう。
ポップでキャッチーでロックでカッコいいナンバー。
CDでは「JUST NOW IT !」という部分をゲストとしてGRUDGE CURSEのSADAYAがシャウトしていますが、このテープではちゃんとToshiAがシャウトしています。
歌詞も微妙に違っていますよ。
(わたしはテープのが好きかな)
ラストの「SELENES」もライブのラストナンバーとしてお馴染みでしたね。
そういえばサスビはファンのことをSELENEと呼んでました。
ファンに向けた大切な楽曲です。
これもCD盤とは微妙に(ほんとに微妙に)歌詞が違うのとラストも違っています。
トータルとしてサスビの魅力がしっかりと詰まった良い作品です。
もっとCD音源も出して欲しかったなあ。
リマスタリングとかして出してくれませんかね。
ついでにわたしが聴いたことのない初期デモテープ盤の「INSTILL」「SECRET LOVER」「J・U・D・A・S」もまとめてお願いしたい!
(っていうか誰かこの初期デモをデータでも良いから持っている人がいたらダビってください!)
Face of soleilの配布デモテープにも「FOREVER」が収録されているし、販売されたビデオ「Face of soleil I」にも同じく「FOREVER」が収録されているのでSoleilバンドと思われがちですが、Soleilに正式に所属はしていなかったはず。
(Soleilに所属したのは解散後にToshiAが結成したFacizmから。)
SoleilやMatinaの他のバンドとは毛色が違うし、Soleil方面にいかなければもう少し売れたバンドだったと思うんですがねえ。
惜しいバンドでした。
KIMIHIKOの脱退もSoleilに所属するかどうかでなんか揉めたらしいってのを当時噂で聞きましたが、嘘なのか本当なのか…。
(当時は一部のバンドマンの間でKIMIHIKOが脱退した後に使っていたマーシャルが某中古楽器店に売りに出ていたとか色々聞いたなあ。)
Break out!祭’98札幌でのSUTH:VICIOUSの映像です。
なぜかToshiAノーメイク。
ギターソロでKIMIHIKOフレーズがもつれてしまっている感じはご愛嬌。
Face of Soleil IのSUTH:VICIOUS。
代表曲「FOREVER」
ギターのKIMIHIKOが最後でトチってる!