生命の躍動
BUCK-TICKの2016年ホールツアー「TOUR アトム 未来派 No.9」の札幌教育文化会館公演に親子で行って来ました!(ネタバレ的なことも多少書くので気にする人は読まないでね!)
あまりこのブログにパーソナルなことを書くことはないのですが、BUCK-TICKをわたしが語る時にはパーソナルな部分とは切り離せないので書きます。
今年は色々色々あって、ただでさえ生活するのがやっとだったのに収入が超激減してしまいマジで大変でした。(というか現在進行形です)
その状況でも子どもたちにはクリスマスプレゼント買ってあげたいし、他にもお金はかかるし自分個人の将来は暗くて大変辛いので「自殺でも保険金は400万下りるみたいだしもう死んでも良いや」と考えていました。(交通事故死だと1000万円超だけど他人に迷惑かけるのはちょっと。)
で、気が付いたらBUCK-TICKの札幌公演が近かったので、これを楽しみにしていた嫁と子どももいるし「じゃあ死ぬのはBUCK-TICK見終わってからにしよう」と自分の中でなったわけです。
そんな感じでやっと本題のBUCK-TICKです。
今回はうちの子がとても楽しみにしていて、なぜかばあば(わたしの母親)も誘っていたので親子3世代でのライブ鑑賞。
(ちなみに母親はBUCK-TICK知りません)
FC先行でチケットを取っていたのですが、近くも遠くもないという微妙な位置でした。
小樽から札幌までの車中で手稲あたりからもの凄い渋滞に巻き込まれまして、着いたのが開場時間後だったのにまだまだ入場待ちの行列が!
(開場時間押したのでしょうか?)
座席に着いたのが開演時刻の18時より10分くらい前でした。
ステージには巨大な謎のオブジェ。
「あれは一体なんだろう?」と胸を高鳴らせつつ待つこと20分程。
BUCK-TICKにしては珍しく結構押しての開演。
スタート直後から毎度毎度、背景に映し出される凄い映像!(プロジェクションマッピングも)
オブジェの正体ははっきりとはわかりませんが、心臓ですよね?
ドクドクと脈打つ心臓…生命…
わたしは単純でアホなおっさんなのでそれを見ていただけで「ああ、生きなきゃ…」と思ったのでした(笑)
アルバム「アトム 未来派 No.9」の曲を中心に演奏が進む中、「Baby,I want you」では「ゆうたを見せるか〜♪」というまさかの替え歌が!思わずニコニコしてしまいます。
そしていつの間にか心臓(?)を思わせていたオブジェが巨大な蛾のオブジェに変わっていました!(蝶かもしれないけどわたしにとってはエロティックな蛾でした。)
一体いつの間に変わっていたのか、まったく気が付きませんでした。
あっちゃんは相変わらずち○こを触っていましたが、いつもよりは控えめだったような気がします。
そして今井先生はなんだか若返ったような。
今回のライブは忌野清志郎を思わせるような部分がチラホラあったように感じましたね。
星野さんはいつもよりアグレッシブに動いているように感じられましたが、U-TAはいつもよりオネエっぽくなかったような。
ヤガミさんは安定の職人ドラム!さすがです!
ここから本気のネタバレいきますが、1度目のアンコールが普通のバンドでは考えられない曲ばかりでした!
普通のバンドってアンコールともなるとアップテンポでノリが良い曲だったり、明るかったりやたら感謝してたりでバンドもファンもありがとうありがとう!って感じだと思うのですが、いきなり「キラメキの中で…」からスタートですよ!
(ちなみにわたしは大好きな曲なので思いっきり酔いしれていました)
さて、次はアップテンポな曲かな?と思っていたら次は「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」ですよ!
しかも歌詞は「Six/NiNe」のバージョンです。
どんだけダークに攻めるのか?!
次は何を??と思っていたらまさかの「無題」。
完全にBUCK-TICKワールドに観客を引き込み、そしてステージから消える。
普通のバンドではまったく考えられないですね。
まだアンコールはやるだろうと予想していても、それでもこの展開は凄い。
さてダブルアンコールは、ようやくノリノリな「真っ赤な夜」からスタート。
会場が熱気に満ちたところでまさかの「ROMANCE」でクールダウン。
と見せかけてあっちゃんの見せまくりのガーターベルトにもの凄い悲鳴でしたね。
50代男性のガーターベルトでみんなが喜ぶなんて、BUCK-TICKは凄すぎる!
ラストはお約束かもしれませんが「NEW WORLD」
大げさでもない、やたらと励ますでもない、ありのままの世界での静かな希望みたいな感じでこの曲の歌詞が大好きです。
世間に氾濫している押し付けがましいやたらと前向きで「最高な俺たちと最高に楽しもうぜ!」な曲よりも「もしお嫌じゃなければ一緒に楽しみませんか?」くらいの控えめなBUCK-TICKが大好き。
別に元気に励ます系のバンドのライブでもないし、むしろダークなバンドなのに、「死にたいなあ」と思っていた自分が、ライブ途中からは「せっかくだからまだ生きよう」と思えるくらいには元気になりました。
やっぱり光も陰も生きているというか、死んだら光も陰もないなというか、何を言いたいのかよくわかりませんが、すべてを飲み込んだ「生命」のエネルギーが静かに流れているそんなBUCK-TICKをこれからも見続けたいです。
あ、同行していた母親には照明と音の刺激が強すぎたそうです(笑)
次回は嫁、子どもとわたしの3人での参戦ですな。
そこのけ そこのけ 未来が通る そうだ 未来だ
はじめまして。
ブログ拝見しました。
私は小樽からJRで札幌まで行きました。
凄いライブでしたね。圧巻なステージ力、
パフォーマンスに酔いしれました。
BUCK–TICKは、とてもダーク。
でも、その暗闇から呼ばれるような感覚。
不思議な生命力を感じました。
生きてて良かった 。生きることを選んで良かった。
intoshさんのライブの感想に共感し、
思わずコメントしてしまいました。
コメントありがとうございます。
本当に圧倒的なステージでしたね。
パフォーマンスに酔いしれる、まさにわたしもそうでした。
体感した人にしかわからないかもしれないですけど、
BUCK-TICKのライブって本当に「生命」を感じますよね。
ダークなんだけどそれがまた人間らしいというか。
同じ小樽の方ということで、今後ともどうぞよろしくお願いします。
私も初めて貴ブログを拝見しました。BUCK-TICKのコンサートに行くと「生きよう」という気持ちになりますよね。私も今回八王子、名古屋、武道館、とアトムツアー行ってきました。毎回、「生きててよかった。次のコンサートも見たいから、生きよう」と強く思いました。BUCK-TICKは聞く者に「頑張れ頑張れ、きっとうまくいくよ!応援してるよ!」なんて単純な応援ソングは、くれないバンドだと思います。なんとなく、「みんな一人だ、世界は暗闇。でも、遠くで笑いながら見守っててやるよ」(「独壇場」かい!?)と距離を持って応援してくれているような気がします。その距離感が好きだな、と私は思います。札幌公演で、生きる気持ちが強くなられて、本当によかったです。intoshにとって今年がよい年になりますように!今年は30周年。楽しみですね!
はじめまして、コメントありがとうございます。
そうですね、BUCK-TICKのライブに行くと本当に「生きよう」という気持ちになりますね。
喜びも悲しみも苦しみも全てが人生と教えられる気がします。
keikoさんにとっても今年が良い年になりますように!
30周年ということで活動も盛り上がるでしょうし、今年も一年楽しみですね。
keikoさんのブログのBUCK-TICKライブレポも読ませていただきますね。