俺歌とは…?

夜に車で飛ばしながら聴くならトランスだろ?

わたし、車の中でiPodで音楽聴くのが好きで、仕事帰りはいつも自分の大好きな超趣味の偏った音楽を聴いて帰っているんです。(主にV系)

家族以外を車に乗せて走ることってあまりないんですけど、先日人を車に乗せる機会がありまして、V系流してるのもあれかなあって思ったので、V系じゃなくデスメタルのGYZEを流しておいたんですね。
まあ当然誰も音楽について言及しないですよね。
V系じゃなければ良いってものではなかったですよね。

大体スポーツマンで大学生活はレゲエ聴いてエンジョイしてたような人間には、そっち系が良いに決まってるのですが、わたしは生憎そういった音楽はあまり聴きません。(V系上がりの人たちのRED JAPESは聴いてたけど)

今後もあまり家族以外と車に乗る事はないので割とどうでも良いんですけど、普通の人を車に乗せてる時にかける音楽って何が良いのかな?って考えたんです。

J-ROCKの名曲をトランスアレンジでカバー?

そこでふと思い出したのが、このアルバム「俺歌〜Around30 J-Rock Non Stop Cover〜」です。
N.O.-SYO(知らない)が大胆にトランスアレンジした楽曲を、かつてCRAZEのヴォーカルとして(一瞬)名を馳せた鈴木慎一郎が歌い上げるという戦慄の企画アルバム。
収録曲は以下の通り…

  1. B・BLUE(BOφWY)
  2. せつなさを殺せない(吉川晃司)
  3. 十七歳の地図(尾崎豊)
  4. JUST ONE MORE KISS(BUCK-TICK)
  5. 恋をとめないで(COMPLEX)
  6. I’M GETTIN’ BLUE(ZIGGY)
  7. DEAR VENUS(UP-BEAT)
  8. KISS ME(氷室京介)
  9. IN SILENCE(LUNA SEA)
  10. STAY FREE(KATZE)
  11. 口唇(GLAY)
  12. TAKE MY SILENCE〜Theme of OREUTA〜(オリジナル楽曲)

Around30とか言いつつどちらかというとAround40では?という楽曲がほとんど…。
手に持った者を萎えさせる超手抜きなジャケットのこのCD。
鈴木慎一郎の歌唱力に不安はない。
しかし、トランスアレンジが果たしてどんなものなのか…。

原曲を聴きたくなるカバーアルバム

まず1曲目「B・BLUE」、出だしで既に何の曲が始まるのかわからない感じですが、歌が始まってしまうと意外とすんなり聴けます。
2曲目「せつなさを殺せない」も同様にサラッと聴けますね。
どことなく吉川晃司っぽい歌声に聴こえてくるし。

3曲目「十七歳の地図」はそもそも鈴木慎一郎は尾崎豊フォロワーとして法城慎一郎という名前でデビューしてきたという経緯があるので、さすがに歌は良い感じです。
正直、歌だけなら尾崎豊の暑苦し過ぎる歌声よりも好きかも。

しかし問題の4曲目「JUST ONE MORE KISS」。
最初はまあまあ聴けるかなって思ってたんですが、最後のサビの繰り返しのところで凄く聴くのが疲れてきます。
あっちゃんが歌うと聴けるのに鈴木慎一郎だとしつこいと感じる。

5曲目「恋をとめないで」は聴けるには聴けるし悪くないんだけど、なんかチャラい。
トランスアレンジだからしょうがないんだけど、それにしてもチャラすぎないか?
イントロはBOφWYの「DREAMIN’」を意識したアレンジなのかな?

6曲目「I’M GETTIN’ BLUE」はキーを下げてるのもあってちょっと聴けない。
バックもやっぱりZIGGYの楽曲はトランスアレンジには合わないなあと痛感。

7曲目「DEAR VENUS」は普通に聴けます。
UP-BEATと言えばわたしの中ではこの曲だし選曲も良いですね。
8曲目「KISS ME」は聴けない…。
もっと奇を衒わないアレンジにしたほうが良かったような気がします。
9曲目「IN SILENCE」も聴いてられない。
全然SILENCEじゃないよ。
なんでトランスアレンジにこの選曲だったのか。

10曲目「STAY FREE」は、歌も良くてそれなりに聴けるのに変な女の声で台無し。
ここら辺まで聴くとやっぱりJ-ROCKの楽曲をトランスアレンジっていうのは無理じゃないか?と思い始めます…。

11曲目「口唇」、最悪…。
キーを落としてる事もあるし、ヴォーカルが歌い切れてない感が…。
聴けない。

12曲目「TAKE MY SILENCE〜Theme of OREUTA〜」、はっきり言ってどうでも良い楽曲なんですけど、比較する対象がない分このアルバムの中では一番良いのではないでしょうか?
鈴木慎一郎もトランスを歌う人になりきってる感じで。

ネタとしてどうぞ…

普通に聴ける楽曲もあるのですが、聴けない楽曲が酷過ぎるのでわたしとしてはネタで楽しみましょうって感じです。

元々パチンコマルハンの景品としてのアルバムだったものなので、田舎のパチンコ帰りの兄ちゃんたち(年齢高い)が「なんか面白いCD手に入った!聴いてみたら歌ってるやつ違うけどマジ懐かしい!」っていうノリで青いネオンと液晶テレビを何台も付けた変な車で聴くのが正しい楽しみ方なのかも知れません。

結論:わたしにトランスは似合わない


神が死んでるほうがわたしにはぴったり

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