「仁義なきキリスト教史」が最強(恐)に面白い!

真面目なキリスト教徒にブチ殺されそう!

書評サイト「HONZ」で成毛 眞さんが大絶賛していて興味をそそられたので思わずポチった「仁義なきキリスト教史」
キリスト教の歴史を聖書を基にして書かれた本なのですが、全編に渡って台詞が広島弁と極道用語で書かれているという超異色作!

読んでいると爆笑必至なのですが、書かれている内容は多少の脚色はあれどいたって真面目です。
内容までふざけていたらただのギャグフィクションになるところですが、そうじゃないのがこの本の凄いところです。
各章の最後には、こういった部分は脚色しているとかこれは諸説あるうちのこの説を採用したとか補足的に書いてあるのもポイント高いですね。
読み終えるとキリスト教の発祥と現在までの概要がなんとなくわかった気になりますが、同時に信心深い真面目なキリスト教徒が読んだら怒り狂いそうとも思いましたよ。
(本当に抗議とかきそうなくらい)
キリストの最後の言葉なんて以下の通りですよ?
(以下引用)

「おやっさん、おやっさん、なんでワシを見捨てたんじゃー!」

ここは聖書では本当は以下の通りなのです。
(以下引用)

「我が神、我が神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」

わたしはキリスト教についての知識も極道の知識もほぼないので、「へえー(笑)」って感じで読みましたが、キリスト教について詳しい人が読んだらもっと楽しめるでしょう。
(極道用語についてはなんとなくニュアンスでわかりますが、「極道用語の基礎知識」というサイトを読むとより理解しやすくなると思います)

「宗教改革」だの「カノッサの屈辱」だの世界史の時間で勉強するようなことも出てくるので、中学生、高校生もこれを読んだら楽しく勉強できるかも…。
息子がそれくらいになったら読ませてみようかな。

この作品を朗読のオーディオブックとかラジオドラマとかにしたらとても面白いんじゃないかなと、わたしは思っています。


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