この動画で小樽の魅力が本当に伝わるのか?
最近Youtubeで公開された小樽の移住促進動画「小樽暮らし〜ボクらの移住物語〜」がとても微妙だったので、小樽大好きな小樽市民ですがたまにはdisりますね。
まずはちょっと長いですが、下記の動画「小樽暮らし〜ボクらの移住物語〜」をご覧ください。
ご覧になりましたか?
画質は細部までくっきりでとっても綺麗ですが、肝心の中身が…。
何だか笑うところも推すところもない劣化版「秘密のケンミンSH○W」のVTRを見ている感じ。
随所に小樽の名所的な場所は出てくるのですが、それらの魅力がまったくと言っていいほど伝わってこないんです。
表面をなぞるレベルにも達していない、本当にただ映しただけという印象。
「小樽の水道水はペットボトルに入って市販もされているんだー」ってやってるけど、それは果たして小樽独自のウリになるのかな?
隣の札幌市でも東京でも同じことやってますよね?
水道水のことを紹介するなら、それと絡めて小樽の水道のあゆみについてさらりと触れるとか何かやりようがあるんじゃないかなあ。
(時間的な制約があるから仕方ない部分もあるけれど)
お話としては、なぜかやたらと小樽に移住したがる奥さんと、なぜかやたらと小樽に移住するのを嫌がる旦那さんが出てきて、なぜか旦那さんが急に「この街で暮らしてみようか」と言い出して終わるのですが、そのどれもがなぜ?という疑問が消えないのです。
小樽のどこにそこまで魅力を感じて移住しようと言っているのか、小樽の何が嫌で移住したくないと言っているのか、なぜ突然心変わりしたのか…この動画では何もわかりません。
(子どもができたからっていうだけなら小樽じゃなくてもいいわけで…。)
この映像を作ったのが株式会社札幌映像プロダクションというSTVの子会社で、「小樽市民の目線で作られたものではないからこのようになってしまったのかな」という残念な感想しかわたしには持てませんでした。
でも小樽市からの要望を取り入れた上でこの内容になったんだろうから、悪いのは小樽市役所の人なのか?
「いやあ良い映像が出来ましたなあ、ガハハ!」
とか話してたりするんですかね。
こんな映像で本当にもりもり移住者が来ると思ってるのかな?
製作者の思い(メッセージ)が伝わってくるとか、小樽市が推したい部分や魅力が伝わってくるとか、そういうのがあればわたしとしてはOKと思うのですが、この動画からはそのいずれも伝わってきませんでした。
っていうか小樽市のサイトに「小樽市への移住を応援します」って書いているけど、本当に応援する気あるの?
「港を巷に」の動画のほうが5万倍くらい良いと思います。