狂った太陽

BUCK-TICK「狂った太陽」について人生が狂ったおじさんが語るよ

櫻井敦司が「変身[reborn]」した作品!

2016年になってからまだブログを更新してなかったので、昨年末に見たBUCK-TICKのライブの余韻をずるずると引きずって今日は「狂った太陽」についておじさんが書きますね。

最初にお断りしておくと、わたしは「狂った太陽」を発売当時にリアルタイムで聴いていたわけではありません。
96年に当時リアル中2だったおじさんは、録音再生できるポータブルMDプレイヤーを買ったので、近所のレンタルショップ(今は無きビブロス!)にあったBUCK-TICKの旧譜を借りては録音して聴いていたのです。
(結局その後全部買い集めた。)

BUCK-TICK自体は「CATALOGUE 1987-1995」や「Six/NiNe」くらいから聴き始めていたのですが、「狂った太陽」は「スピード」や「M・A・D」、「JUPITER」が収録されているアルバムくらいにしか思っていませんでした。
ところが旧譜アルバムを順番に聴いていくとこの「狂った太陽」でサウンドが大幅に変わったのに加え、櫻井敦司(以下あっちゃん)が人間としての全て(?)をさらけ出し始めたことに気が付きました。

それまでのあっちゃんの歌詞は、綺麗に装飾をして幻想を見せていた感じがあるのですが、このアルバムからはそれらを取り去って裸になりました。
一人の人間として、欲望にも悲しみにも絶望にもすべてに正直になったのです。

1曲目の「スピード」はアップテンポでノリが良くてカッコイイ曲ですが、歌詞が強烈ですね。
xxxxは皆さまご存知の通り錠剤です。
たまに深読みしまくって具体的にクスリの名前だと言っている人もいますが違います、錠剤です。
わたしは「素敵だ お前が宇宙〜♪」というフレーズが大好き。

2曲目の「MACHINE」も「スピード」から続いてノリが良くてカッコイイ曲。
初聴の方は油断しているとあっちゃんのローボイスに驚きます。
「信じるものは神じゃない 沸きあがる血の匂いだけ〜♪」って良いですね。
ギターソロがエンジン音みたいな不思議な感じ。
「CATALOGUE ARIOLA 00-10」の初回盤ボーナストラックでリメイク収録されています。

3曲目「MY FUNNY VALENTINE」
いきなりアダルティーな雰囲気の曲調。
今井寿先生との掛け合いボーカル良いですね。
ライブ作品「Climax Together」を見たことある人なら、間奏のブレイクのところで「OH MY FUNNY」って言いたくなりますよね。
「死んでもいいよな太陽〜♪」ってフレーズが大好き。
「どうせ希望なんてないから一晩熱く燃え上がって死のうぜ、もうヤケクソ。」みたいな感じがたまらない。

4曲目「変身[REBORN]」
アップテンポで攻撃的な曲調なんだけど星野英彦さまの作曲。
「俺は見世物 しかも上等さ 地下の加護の中 イカレてる〜♪」なんて歌詞は普通の人には書けませんね。

5曲目「エンジェルフィッシュ」
タンゴっぽい感じでアダルティーな雰囲気の曲調。
歌詞もアダルティー…っていうかエロ。
エロなんだけど物哀しい。
いきなり「ちょっと抱いて〜♪」とすごい歌い出し。
サビでは「もう一度だけ 僕をイカせておくれ〜♪」と叫ぶあっちゃん…。
でもね、「やがて 何もかも沈むでしょう〜♪」という歌詞にわたしは悲しい絶望を感じるんです。

6曲目「JUPITER」
先ほどまでのアダルティーから一転、星野さん作曲の神聖な曲。
亡くなったあっちゃんのお母さんへの悲しみ、後悔色んな気持ちが込められた曲。
2015年末の「THE DAY IN QUESTION」で初めてライブで聴いたのですが、とても感動しました。
ちなみにわたしは星野さんの弾いてる通りに弾き語りしようとすると、手と歌がバラバラになって大変なことになってしまいます。

7曲目「さくら」
この曲もあっちゃんのお母さんへの思いが込められた曲。
作曲は今井先生。
ギターソロが素敵。
「JUPITER」のカップリングにもなったけど、アルバム版と少しミックスが違う。
高校生の時にバンドでコピーしました。

8曲目「Brain,Whisper,Head,Hate is noise」
作詞作曲は今井先生。
ちょっといけない扉の向こうを見たような感じの歌詞。
曲調も不思議な感じ。
ライブでは「開け 進化のMODE」と叫びたくなるんだけど、「THE DAY IN QUESTION」では誰も叫んでなかった…。

9曲目「MAD」
タイトル通りとにかく狂ってます。
「アスファルトを抱いて熱にうなされている 僕を破裂させてくれ〜♪」という歌詞が凄い。
でもメロディーはポップでキャッチー。
PVのあっちゃんの表情が凄いんです。

10曲目「地下室のメロディー」
「MAD」から続いての激しい狂った曲。
歌詞の表記が全部カタカナで、当時リアル中2だったおじさんのツボにはかなりハマりました。

11曲目「太陽ニ殺サレタ」
狂った末に落ち着いた感じの曲調なんだけど、歌詞はやっぱり狂っていて絶望的。

やがて幕が閉じる 憂鬱の中で
死ぬんだろう?生きるだろう 何を捜して
そんな 嘘だろう 真実だろう どうでもいいさ

ってもう本当に疲れきって生きる気力もない感じがしていて最高。
ライブ作品「Climax Together」ではギターシンセで鐘の音を出している今井先生が良かったなあ。
(「THE DAY IN QUESTION」で見た時はギターシンセではなかった。)

オリジナル盤の初回は透明ケースに入っていて、パノラマクリアーシート(?)が6枚(メンバー1枚ずつに×が1枚)入っています。
これがないと歌詞カードは地下室みたいな写真だけになってしまうので、オリジナルの初回盤を買う人は要注意です。
1991年発売の古い作品なので、ケースとシートの状態が良いものはなかなか出てこないかもしれないですね。

リマスター盤の初回にはボーナストラックとして、「スピード」のカップリング曲「ナルシス」と「M・A・D」のカップリング曲「ANGELIC CONVERSATION」が収録されています。
特に「ナルシス」はとてもカッコイイ曲ですよ。
でもリマスター盤初回はプレミアムが付いていて高いので、「ナルシス」がどうしても聴きたい人はベストアルバム「BT」を買うと良いかも。

深く書くつもりが浅くしか書けていませんが、わたしはこのアルバムに感銘を受けて、特に全編に漂う絶望感に影響を受けてあっちゃんに憧れてしまい、BUCK-TICKみたいになりたいと思い高校卒業後もバンド活動をしていたら人生を踏み外してしまったんです。
(好き過ぎて当時の友達から「狂った○○(わたしの名前)」と言われました。)
あなたも一緒に狂いませんか?


リマスター盤も通常盤なら普通の値段で買えます。

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