「Six/NiNe」は何種類あるのか?
BUCK-TICKの衝撃的暗黒作品として知られるアルバム「Six/NiNe」。
発売された当初は紫(青?)ケースの初回盤と普通の透明ケースの通常盤の2種類がありました。
ところが6トラック目「楽園(祈り 希い)」の間奏部分で使用していたコーランに宗教団体からのクレームが付いたため販売を中止、回収という事態に…。
その後、該当部分を修正した赤ケース盤が販売されたため、「Six/NiNe」が発表された95年の時点で3種類が出ていました。
初回盤は回収になったと言ってもかなり売れたし、販売されてしばらくしてからの回収だったので、中古でよく流通しているのを見掛けます。
逆に通常盤は、初回生産分から切り替わってからそんなに期間もなく回収になったので、流通しているものが少なくレアだと思います。
(と言っても収録内容と品番は初回盤と一緒ですが。)
さらに時は流れ、リマスターワークスシリーズで復刻されこちらがボーナストラック入りの初回盤と無しの通常盤。
紙ジャケシリーズでもステッカー付きの初回盤と付いていないアンコールプレス通常盤の2種類があります。(これは買ってないのでうろ覚え…)
当然ですが、元の音源は「楽園(祈り 希い)」が修正されたものです。
(ちなみにクレームの内容はコーランを無断で使用したことというよりも、部分的に使用していたために大事なところを使用していなかったことが問題だったのだそうな…)
回収になったのは「Six/NiNe」だけじゃない!
結構忘れがちなのですが、「楽園(祈り 希い)」はシングル「鼓動」のカップリング曲「楽園」としてもリリースされているので、「鼓動」も販売中止、回収になりました。
こちらもリリース当初、紙質が独特な初回盤と初回盤のジャケットをカラーコピーしたような通常盤の2種類がありました。
その後「楽園」を修正して、色を反転させたようなジャケットの再発盤が出ましたが、一番枚数が少ないのは回収になった通常盤でしょう。
わたしは所有していますが、これを買った時にしか見掛けたことがありません。
あと、回収にもなっていないし関係ないですが「唄」にも紙質が独特な初回盤とカラーコピーみたいな通常盤がありまして、こっちの通常盤もかなりレアだと思います。
一度見掛けたことがあるのですが、買わないでいたらそのお店が潰れてしまったので入手できませんでした…><
昔は今と違ってCDの初回生産枚数が多かったので、通常盤のほうがレアというアイテムがたくさんあったんですよね。
昔のBUCK-TICKネタは結構あるので、これからもちょこちょこ書いていこう。
2014年2月4日追記)
twitterで正式表記は「Six/NiNe」という突っ込みをいただいたので、修正しました。
こういうマニアックな指摘は嬉しいです。