これでもまだ若い市長が可哀想と言うの?
平成28年度の小樽市議会第1回定例会が開かれていますが、開かれていません。
事情を知らない人からすると「一体何を言っているの?」と思うかもしれませんが、事実開かれていません。
正確に言うと2月29日の会派代表質問において森井市長が答弁を拒否したことにより、議会が中断したままになっているのです。
今回の中断は、1月に出回ったとされる「森井ひであき後援会通信」なる文書が原因の一つです。
経緯は以下の通り。
- 森井ひであき後援会(代表は森井秀明市長)が「議会、一部の市役所職員、一部の経済人などが森井市長を引き摺り下ろそうと躍起になっている」旨の内容を「森井ひであき後援会通信」に書いて配布。
- 議会としては混乱を避ける為、議会の外での問題解決をすべく市長に質問状を出したが市長が受取拒否。
- 「後援会通信の件は誰に聞けば良いのか?」と森井市長に聞いたところ「後援会幹事長に…」ということなので後援会幹事長に連絡。
- 後援会幹事長が「質問状を送ってよこせ」というので森井ひであき後援会(代表である森井秀明市長の自宅)と後援会幹事長の自宅に配達証明で郵送するも受取拒否(!)
- 止む無く議会において「このような文書を配布しているが、森井市長の政治姿勢としてはどうなのか?」という旨の質問をするも答弁拒否。挙げ句「後援会通信は読んだ」と過去の記者会見で言っていたのに「読んでいない」と言い出す始末(!!)
この流れを読んでいただくとわかるように、どう考えても悪いのは森井市長なのですが「報道が偏っている」とか「若い市長を旧勢力が潰そうとしている」とか「市長がいじめられていて可哀想」とか言う市民が結構いるのですよね…。
(報道が偏っているとか言う人は、記者会見や議会での動画が小樽ジャーナルのサイトに上がっているので、そちらをご覧になると良いと思います。また、「森井ひであき後援会通信」の内容についても同じく小樽ジャーナルで読むことができます。)
もし本当に一部の旧勢力が市長を潰そうとしていると言うのなら、証拠を出して堂々と公にすれば良いではないですか。
それを何の根拠もなく後援会通信なるものに一方的に誹謗中傷めいたことを書いてこそこそと配布するなんて、森井市長もその支援者もどうなのでしょうか。
ただ、議会側もこういった事実があってこういった経緯になっているということをもっと市民に広くわかりやすく伝える活動をしても良いのではないかとも思います。
一部の議員の方はFacebookなどのSNSで情報発信をしていますが、それだけでは情報が広まる範囲は限られますし、個人のアカウントなので冷静さに欠けているところもあるかなとも思いますので。
ぜひ小樽市議会全体で情報発信に取り組んでいただきたいところです。
最後に森井市長におかれましては、市職員に「ポケットに手を突っ込むな!私語は慎め!小樽の恥部だ!」などと叱責するだけではなく、まずは自身が市が主催の閉校式等において学校から借りた来賓スリッパで登壇するという恥ずかしい失態を改めるところからお願い申し上げます。
※2016年3月8日追記
その後3月7日の17時に議会は再開されました。