浅見光彦シリーズ「化生の海」は長いけど面白い!

長いけど面白いけど長い…

すっかり内田康夫さんの「浅見光彦シリーズ」にハマってしまい、ブログの更新が滞りまくっています。

あまりにも面白いので、ブログのネタとかも毎日あるのに本ばっかり読んでしまうのですよ。
なので、今日は浅見光彦シリーズ「化生の海」の感想でも書いておくこととします。

この作品を読もうと思ったのは、TBSドラマの浅見光彦シリーズ「化生の海」でロケ地に小樽が結構出てきたので原作はどんなものかなと思ったからなのですが、ドラマとは違い小樽はほんのりおまけ程度でしたね。
(話としては重要なポイントで出てくるのですが。)

話の始まりは今をときめく(2015年現在)余市からなのですが、そこから北海道は松前、小樽、石川県は金沢、福岡県は津屋崎と北前船のルートを辿りある一人の人間のルーツを解き明かしていくことになります。

その歴史的な背景も丁寧に描いていくので本が分厚くなるのは致し方ないのですが、浅見光彦シリーズ入門者にはちょっと大変でした。
それでも、北前船のルートを辿ることで断片的な手がかりが全て一つに繋がっていくのは、とても見事なもので、どんどん読み進めたくなります。(読んでる間寝不足であった…)
突っ込みどころがないではないのですが(主にラストに)、浅見光彦シリーズのお約束的な気がしないでもないのでこういうものなのかなと。
(4冊しか読んでいないのでまだわからないのですが)

ちなみにTBSドラマ版は結構原作と違っているので、TBSドラマ版を見た人にこそ原作を読んでほしいですね。
長いけど、原作のほうが面白いです!

一つ気になったのが、この「化生の海」より遥か以前に書かれた「小樽殺人事件」では作中で小樽と新潟を結んでいるルートを運航しているのは東日本海フェリーとなっていたのですが、今作「化生の海」では新日本海フェリーとなっていました。

2015年現在小樽新潟ルートは新日本海フェリーが運航しているのですが、昔は東日本海フェリーが運航していたりしたのでしょうかね?

しかし、この本を読んで松前に行ってみたくなった!
今度函館行くときにでも足を延ばしてみようかな。


面白いけど分厚いので寝不足必至です!

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