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生でイっとけ!D’ERLANGER TOUR 2013 #Sixx at 札幌

待ちに待っていたD’ERLANGERの札幌ライブにおじさんが嫁ちゃんと一緒に行って来ました!

会場はみんな大好き大泉洋さんの所属しているクリエイティブオフィスキューが作った札幌CUBE GARDEN。
おじさんが若い頃にはなかった会場なので今回行くのが初めてです。
「どんな場所にあるのかな?」と思っていたら、何のことは無いサッポロファクトリーのホテルクラビーのすぐ向かいでした。
従って車でやって来てサッポロファクトリーの駐車場に停めるととっても便利です。

サッポロファクトリーの駐車場はタイムズが管理しているので、無料で入れるタイムズ会員だと割引があります。
知っている限り、第三駐車場と第四駐車場であれば何時間停めても会員料金一日600円です。(非会員でも800円)
お友達とライブに行くなら車で来たほうがお得な気分。
(しかも今回はファクトリーで2000円以上買い物していたせいか3時間以上停めていたのになぜか駐車料金無料でした。なんで?)
KRAPS HALLもタイムズ駐車場の中にあるし、車で札幌のライブに行く人はタイムズの会員になっておいたほうが絶対良いよ!

タイムズの宣伝臭くなったところで話をD’ERLANGERのライブレポ的な流れに戻します。

開場の1時間半くらい前に駐車場に停めたので、サッポロファクトリーで軽食と買い物をしつつ開場前の物販へ。
この時点で周辺を明らかにD’ERLANGERファンの方々がうろうろしておられたので、どの位人が入るのか気になりだす。
というのも小樽ではライジングサンロックフェスティバルが開催されているので、そっちにだいぶ人が流れたんだろうなあと心配だったのです。
心配しつつ物販でサイン入りのCD(通常盤)と嫁がツアーTシャツ、おじさんがラッキーTシャツ(昨年のラッキーバッグの残り?)を購入し、また駐車場へ戻る。
荷物を極力減らすために車に置けるものは置いてくるのだ!

車に戻る途中、ヘビ柄財布に紫のTシャツという明らかにCIPHERファンの男性を見掛けて微笑ましくなる。
そう、おじさんもヘビ柄スニーカーにヘビ柄財布にヘビ柄ベルトなのである!
さらに駐車場で「あれ?今のはKyoかな?」と思わず見間違えるほどの金髪兄さんを見掛けてテンションアップ。
さらにさらに手にCIPHERと同じようにヘビ柄のタトゥーを入れている方を見掛けてさらにボルテージアップ!みんな熱いね!
この時点でも男性ファン多いなあと思っていたのですが、この後さらにすごい光景を目にする事になる。

車で休憩を終えてまた会場に戻ると間もなく入場の整列が始まった。大体自分の前(63番)近くまではファンクラブの方のようで、自分の前はさっきのKyo!
っていうか、並んでいる半分くらいが男性!野郎!
「あ、自分はDIE IN CRIESのヤローの夜に来たんだっけ?」と錯覚するくらいの野郎に次ぐ野郎でした。

会場に入って、大体10分押しくらいでライブがスタート。
フラッシュライトの眩しい光の中、響き渡るのは女性の「CIPHER!KYO!TETSU!SEELA!」の声ではなく、野郎の「CIPHERアッー!!!!」の絶叫!
こういうのって、大半の女性の声に混じって時折野郎の声が聞こえるくらいのものだと思っていたけど、D’ERLANGERのライブはほとんどが野郎の雄叫びでした。
KYOがMCで「札幌ってこんなに野蛮だったっけ?」と言うくらいに野郎の叫びが強く圧倒的…
ちなみにおじさんも負けじとメンバーコールしましたよ。
お客さんの密集度は高くCIPHER側はかなりの野郎でした。
客入りとしては150から200の間くらいだったのかな?
会場自体が小さいので、これだけ入っていればもう一段階上のハコでも良いんじゃないかな?って感じ。

バンドのほうも野郎の客に負けず劣らずのクールでいて激しくカッコいい演奏を見せてくれて、CIPHERが懐かしのM-85Cダイヤモンドパイソンを持った時にはおじさんは大興奮。
「ああ、ロック式トレモロを捨てたわけじゃなかったんだな」と…。

セットリストの詳細とかは書きませんけど、ネットに転がってる情報通りって感じでした。
アルバムの出来もライブもなんか異様に悪い評判を見掛けたけど、全然そんな事なくてとても良かった。
「INCARNATION OF EROTICISM」のアレンジバージョンも良かったし。
これだけの内容のライブで満足できなかったら何で満足するのかしら?って感じ。
ライブの時間も大体1時間半ちょっとって感じだけど、BUCK-TICKも昔からそんな感じだったし丁度良い時間だとおじさんは思うけどな。
今回のツアー来なかった人はすごく勿体ないんじゃないかなあ。

ライブ終了後に再び物販で不織布バッグを買ったんだけど、「さっきCD買った時にポストカードくれなかった!」って事に気付いて言ったら覚えてくれていたようですぐにポストカードくれました。
スタッフのお姉さんありがとう!

お客さんのノリは思ったよりも激しくなく、初めて行く我々のような夫婦でもすぐに場に馴染めたので来やすいライブだと思う。
潜在的なファンをもっともっとライブに呼び込めたら良いんじゃないかな。
D’ERLANGERのメンバーはこのくらいのキャパじゃきっと満足していないはず!
おじさんはこれからも応援しています!

D'ERLANGER #Sixx

D’ERLANGER #Sixx

ヤンキー兄ちゃんの衝動…SHADooW「Epicureanism」

今日はSHADooWの1st Mini Album「Epicureanism」について書いてみることとします。

なぜか知らないけれど、SHADooWと言えば「媚薬」、「媚薬」と言えばSHADooWっていうくらいSHADooWの音源レビューとかでは「媚薬」しか見掛けない。
確かに「媚薬」は名盤。
一曲目は歌詞のあまりのダサさに度肝を抜かれたけど、「M.I.D.A.R.A」は本当に名曲だ。
リリース元はD≒SIRE好きにはおなじみのシャリラレコードだし。

しかしこの一枚目「Epicureanism」はSTEPS RECORDSというちょっと僕は聞いたことの無いレーベルからのリリース。
ジャケ裏の写真も「媚薬」の頃とは様子が違っていて、HIROさん以外全員髪の毛逆立て系。

こういうルックス嫌いじゃないし、90年にCDを出せるくらいだから曲だって良いに違いないと期待に胸を膨らませて再生…
「うわぁ…歌下手糞!」
何と言うか、BUCK-TICKやBOφWYに憧れた田舎のヤンキー兄ちゃんがバンドを組んで、髪を逆立ててカッコ付けて勢いだけで歌っているって感じ。
突っ込み気味の演奏はまあこんなもんかって感じなんですけどね。

そしてよく考えたら昔、ロッキンfから出てた「ZETA」でこの頃のSHADooWの映像見たことあった!
この「Epicureanism」の2曲目「Vanity Love,Vanity Rose」をやっていたんだけど、僕の再生環境が悪かったせいか(aiwaのテレビ)、「Vanity Love! Vanity Rose!」って歌ってるのに「パンチラ!パンチラ!」って歌ってるようにしか聴こえなかった…。
いや、まだ元AIONの人がボーカルでHEATHがベースの頃のmedia youth目当てで買ったビデオだったのですっかり忘れていました。

話を「Epicureanism」に戻しますが、感想としては全体的にたるい曲にあからさまにカッコ付けてる歌に支配されていて「あれ?」って感じの作品です。
よく当時CDでリリースしたなあ。
デモテープで良かったのではなかろうか?
これが「媚薬」のような作品を作るバンドに化けるなんて誰が予想しただろうか?
あまりレビューが書かれないのには理由があったんですね。

でもロックは衝動が大事って言うし、ヤンキー兄ちゃんが初期衝動で作り上げた青春の一ページみたいに捉えると良いんじゃないでしょうか。
「父さんも昔はワルかったんだぞー。」みたいに後々語れるような感じで。
どんなバンドにも下手な時代はあるのです。

SHADooW「Epicureanism」

SHADooW「Epicureanism」

  1. SHADooW
  2. Vanity Love,Vanity Rose
  3. Epicureanism
  4. Rise up, Heaven
  5. Mirage

次の作品「媚薬」はレベルアップしていてほんとに良い作品ですよ。

「さわやかトラウマ日記」の中の人が街にやってきた!

きっかけは、maemukiお兄さん(以下まえむきさん)のこのツイートだった。

 

な、なんだってー!!
私が前の前の前の会社で働いていた時から愛読している「さわやかトラウマ日記」のまえむきさんが北海道に来ているだとー!!

まえむきさんの時折妄想の世界にぶっ飛ぶ独特な心地よいリズムの文体と、
少しタブーにも触れちゃう感じのV系話や楽しいぼっち旅行記などに魅せられていた私は、
「是非小樽に遊びに来て欲しい!タイミングが合えば是非お会いしたい!」
と週半ばからテンション高めになっていたのでした。

普段、時間や都合が合わなかったりで地元で遊ぶ友達がほぼいない私は、
会えるか会えないかまだわかりもしないというのに、以前からお祭りに連れて行くと約束していた家族に
「すまんがちょっと別行動させて!」
とあらかじめお願いしておいて準備万端。
そしてTwitterのDMからお互いの連絡先を交換して会っていただけることに!!!

待ち合わせで目立つようなカラーリングの服を着て、
バットマンロゴのキャップを被って行こうかと思ったのですが、
初対面でバットマンは無いだろうと思い直し普通にハットを被ってLet’s GO!
(先日、陽気な外人ご一行様に「Hey!BATMAN!!HAHAHA!!」みたいに指差されて振り返られたし…)

小樽駅に向かって歩いている途中まえむきさんから電話が入ったのですが、運悪く走り屋集団が通過してよく聞き取れないというハプニングがありつつ小樽駅でご対面。
通話しながらのご対面だったのですが、その時のまえむきさんの言葉を僕ははっきりと覚えています。
「あ、オレンジのパンツの方ですかね?」
そう、僕は確かに目立つようにオレンジのスキニーを履いていた。
俺はオレンジ色の憎い奴…(ただしギターは超下手糞)

ちなみにまえむきさんの第一印象は、

「痩せているけど、想像より痩せてない!」でした。

昔の「さわやかトラウマ日記」にかなり痩せている旨の表記があったと記憶していたので、
「これはひょっとして激痩せ仲間が出来るのではないか?」
と胸躍らせていたのですが、残念ながら私のほうがガリガリ貧弱野郎でした。
もっと太れるように頑張ります。

お会いしてすぐに歩きながら、V系話と小樽は斜陽都市ということに花が咲きまくりで、途切れる事無く話していたので気が付いたらかーなーり歩かせてしまいました。
一応、その間に旧手宮線の廃線や旧日銀小樽支店跡の金融資料館、小樽運河、堺町通と案内(案内ってか歩いただけ)し、
可否茶館でコーヒータイム。
しかしここでも話しまくりで気が付いたらCLOSEの時間に…(18時CLOSEとか小樽やる気ゼロですな)

そこから更に住吉神社の例大祭へ案内しそこも通り抜けまた駅前に向かい歩き、その間もお話ししまくりでもう19時がとうに過ぎていた!
待ち合わせてお会いしたのが大体16時頃だったので、3時間もほぼ喋りっぱなし!
小樽で19時と言えば結構もう店が閉まっちゃう時間…。
もてなすつもりが逆にお土産とかいただいてしまって、自分最低!

とりあえず北海道っぽいものを渡さなければ!と思い、
その時間でも入手可能なカツゲン、リボンナポリン、ガラナを買い集めて差し上げたものの、
却って荷物を増やしてしまって迷惑だったのでは?
と自責の念に駆られるダメおじさん…。

ごめんなさい、もしまた機会があればもっと段取り良く案内できるようにします…。
そしてその際には堺町通にある人の顔の気味悪いオブジェを是非見ていただきたい!
(たぶんそんなもの見たい人はいないと思う)
そして今度はカラオケに行きましょう!
余談ですが、うちの娘がとある理由でまえむきさんと会えて喜んでいましたよ。

しかし、私がまだ20代前半に読みはじめた「さわやかトラウマ日記」がまだちゃんと続いてくれていて、そしてそれをまだ自分が読み続けていて、さらには中の人にお会いする日が来るとは…。
良い言葉が見つからないけど、「継続は力なり」
(ちょっと違うし私もまえむきさんもいい感じで気力ないが。)

大人のエロス?…#Sixx

D’ERLANGERの待望のニューアルバム「#Sixx」がようやく手元に届いたので遅ればせながら感想をば。

発売日にはゲットできなかったので、フラゲした人たちの感想をネットで読んでいると思いの外評判が悪い。
アップテンポな曲が全然無いとか、曲自体が悪いとかなんとか…。
正直、あまりの評判の悪さに買わないほうがいいのかしらん?と思ったくらいです。

しかし、ニコニコ生放送でのメンバーによる全曲解説で曲をサラッと聴いた限りでは凄く良くて、むしろ傑作ではないかとさえ思いました。(曲解説自体はメンバー全員解説する気無かったですけどね…)

そして手元にCDが届いてからの感想ですが、まず確かに「ノリが良くて歌メロはポップでキャッチー」みたいな曲はないですが、個々の楽曲は言われているほど悪くないと思います。
音質もとても良いので、聴いてて気持ちが良いです。

「BASILISK」の頃までのD’ERLANGERやCRAZEの頃の音楽性を求めている人には物足りないかもしれませんが、メンバーも大人になった(良い意味で)と考えれば納得の音楽性でしょう。
私だったら「xx(イケナイこと)しようぜ♪」とかって感じの歌を今も変わらず激しい音楽性でたくさん作っていたら逆に違和感を覚えます。

しかし、全10曲でそのうちインストが1曲なので、インストではない曲がもう2曲くらい入ってても良いのかな?と思いました。
そしてそこにビートの効いた曲や激しい曲が入っていたらさらに満足のいく作品になったかもしれません。

私は初回盤を買ったので無観客ライブのDVDも付いてきましたが、こちらは可もなく不可もなく「うーん、こんなもんか」って感じです。
選曲の問題なのかもしれませんが、普通のライブみたいにCIPHERとSEELAが立って演奏するか、完全に聴かせるアコースティックライブな感じにするのかどちらかにして欲しかったな。

確かCRAZEの頃に「それぞれのパートが喧嘩してるようなサウンド」みたいな事をTETSUかCIPHERが言っていたと思うのですが(うろ覚えなので発言自体が違うかも)、現在のD’ERLANGERのサウンドは個々のパートが喧嘩をするわけではなく、それぞれが尊重しあった上で自己主張をしていて好きです。
高い位置でバンドとしてまとまっている現在のD’ERLANGERのライブがとても楽しみだ!
…と綺麗にまとめつつもおじさん故に仕事の都合で見に行けそうにないんだけど…。

ところでKellyって誰?90210?
あとコーラスに都啓一繋がりで久宝留理子が参加しているというのも驚きです。