「BANDやろうぜ」初登場時のGLAYがロックな件

GLAYはロックじゃないのか?

先日、某B○○K ○FFで買った「BANDやろうぜ」(以下バンやろ)の95年3月号に掲載されていたGLAYのインタビューが最高に面白かったのでちょっと紹介しておきます。

95年3月号なのでGLAYのメジャーデビューから半年程経っていますが、この時がバンやろのインタビュー初登場。
にも関わらずいきなり「GLAYはロックじゃないよね」と否定されています。
それに対して「ロックじゃないとか言われてもそれに何の意味があるんだ?」と色々理由も付けて反論するメンバー。
この流れに、取材と文を書いたライター故・加藤祐介さんのセンスが感じられます。

決して単なる意地悪で「GLAYはロックじゃないよね」とか言ってるんじゃなくて、そういうちょっと辛辣な質問を投げかけて、それに反論するGLAYの姿がロックに見えるという流れを作っているのです。
実際に「こうやって話を聞いていくと非常にロック的なんだよ、GLAYって。」ということで綺麗にまとまっています。(音源からは見えてこないとも書かれているけど。)

でも、「子供が聴いてもおばあちゃんが聴いても好きになってくれる音楽をやりたい」というメンバーに対して「だったらバンドという形態を取らないほう良いんじゃないの?なんでバンドでやってるの?」と返すのは読んでいるこっちが緊張したなあ。

まあ、こういう質問もライターの愛があってこそだなと思うのと、その後大ブレイクして有言実行で老若男女問わず愛されるようになったGLAYの大勝だなと今となっては思うわけです。

ただし、このインタビューでも触れられている「サポートのNOBUMASAを正式にメンバーに迎えてバンドという形態にこだわった」というのはわずか数ヶ月後になかったことになるので、そこはロックじゃないよなあ…。
(そしてNOBUMASA脱退後にシングルカットした「ずっと2人で…」のカップリングに「ACID HEAD」が収録されて「POPな時代に生まれ落ちてきた 君の言う立派な岩にはなれないみたい」という名フレーズが…)

ちなみにこの号には、藤崎賢一が加入前の濱口正勝がボーカルのCRAZEのライブレポがカラーで掲載されています。(実を言うとGLAYではなくこの記事が目当てで買ったのですよ。)

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